英語de寺子屋ミュージカル、も4年目となりました。
1年目は、既存の台本を教室全員でつくりました。
2年目は、曜日ごとで3種のオリジナル台本で行いました。
3年目の昨年は、尊敬する方の台本をメインに、オリジナルを加えて5種をホールで行いました。
あのエネルギーと感動、日々のコツコツ自学習や英検などの学びとはまた全く違った人間としての学び、人とつながり創っていく学び、魂をゆさぶる感動体験、新しい自分の発見、ミュージカルを創っていくことは大きな学びと感動とエネルギーが混在しています。
さて、今年、ニンプせんせの私ではたして発表会ができるのか。
ちゃんと一応考えましたよ。
まずはわが子たちに相談しました。
この英語ミュージカルがきっかけで歌やダンスが大好きになり、新体操やらを始めたムスメタチ。一年に一度のこの時を最高の楽しみにしているムスメタチは、何とかしてやりたい。
「でもお母さん、今年は踊れないよ。飛んだり跳ねたりできないよ。
無理してもしあかちゃんが早く出てきちゃって大変なことになったらいっぱい後悔するよ」
じゃあダンスはこうしよう、ああしよう、ふにゃふにゃもにょにょ。
話し合う姿を見ているうちに、こんなにがんばって日頃私を支えてくれてるムスメタチのためにも、できる形で発表会に挑戦しようとまず思いました。
ムスメタチにとって、めいっぱい母がこっちをむいて一緒に関わってくれる、そして大好きな友だちと一緒にワクワク体験ができる大好きなイベントなんだと確認したから。
それから、教室の子どもたちにも相談しました。
え〜やりたくないよ〜無理〜という子どもたちをひっぱることは今年は特にできないから。
まず、みんながやりたいか。
せんせが動けない分、どうしたら短期間でいい発表を創ることができるのか。
4歳児から中学生まで、全員に語りかけました。
「ひとりひとりがしっかりかんがえたらいいんだよ」
「できることをしっかりやってくる」
「だから、やりたい」
これで、始動が決まりました。
11月後半から1週間で、すべてのメンバーに合った脚本を執筆。
音楽を探し、音声を吹き込み、CDを作成。
6チーム分の脚本を完成させました。
すべて、各チームのメンバーを頭に浮かべながら、各メンバーが最大限活かせるものをとイメージしてつくっていきました。
この1週間は四女をお友だちほいくちょにみてもらって、完全にひきこもりトリップ状態でしたが、時間の限りのおかげかまったく停滞することなく、とにかくとりつかれたように6本の台本を仕上げていきました。まったく、音楽もダンスも演劇もミュージカルの知識も完全にど素人の私が、まあよく勢いだけで恥ずかしげもなく毎年やるものです笑
それを、約50人分、CDつき脚本に仕上げます。
こういうCDがついています。
今年は、このプロ級CDラベル、uMちゃんにお願いしちゃいました。
台本づくりも手伝ってもらって、昨年までと比べて数段楽になりました〜感謝感謝です。
さて、年度末レッスンくらいから、フランチャイズの英語検定の面接二次試験の対策とともに劇指導が始まりました。
今年初めての子は「なんなんだ?このまわりのみんなのテンションは?!」という思いと初めての発表会への不安もあると思うのですが・・・
圧倒的多数の経験者のメンバーが、腹でか尻おものセンセイもなんのその、見事にフォローしてくれています。
自分たちでそれぞれががんばって創ると決めた劇だから。
そういう決意があるのかな。
役決めでも、みんな前向きなのに変なこだわりがない。
どの役になっても大丈夫、絶対楽しいし、いいものを創りたいから。
みんなの中にそんな覚悟を感じる。
創っていくためには、多少厳しくされてもスネない、フテない、凹まない。
そう、みんなはもう知っている。
劇指導になると、せんせが修造モードになることを。
いきなり厳しく注意されても、はい!と集中する強さ。
「ここ、どうしようか。どうしたらいい?」
去年は大きなクラスにだけした質問を、小さいクラスでもどんどんする。
演出のこと、演技や声のトーン、ダンス、動き、振り付け。
決まりきってない内容を子どもたちに問いかけて、決めていく。
小さいクラスでも必ず
「一度くらくしてその間にかわってみるのは?」とか
「ひとりずつまわっていってここでポースにしよう」とか
提案してくれて、劇ができていく。
意見が採用された子は誇らしげだし、いくつかの意見の中で選ばれなくてもスネない。
「みんなでいい劇を創る」
って大きな目標があるから。
セリフ割も楽になった。
「このセリフだれがいう?」と問いかければ
「はい!」と必ず複数手を挙げてくれる。
手を挙げられない子も、ここは、いく?と問いかければイヤとは言わない。
自分の役割をもらうことに消極的な子がいなくなった。
一番強く感じるのが、自分のセリフがないときの集中力。
これはある意味もっと難しい。
自分のセリフがない間も、自分は劇を創っている。
そのことを感じてきている。
仲間のセリフをきいてるとき、動きに集中してるとき、その時にまた大きな学びをしている。
今年は妊婦ということもあり万が一を考えて去年とは違う予約解約しやすいホールにしたので、会場としてはまた一から練り直し。
本番まで1か月をきって、年末年始の休みをあけあと実質3,4回の練習しかない。
まだまだ課題は山積みなんだけど・・・
すでに子どもたちに大きな成長が見られて
12月中旬から毎クラスレッスンごと、せんせは感動していたんだよ。
今年もぜったい、いい劇つくろうね。