長女、とうとう一輪車達成しました
昨年末サンタさんから届いてその翌日から、地道な地道な練習を続けておられました。
その間に同じ頃から始めたお友達が達成、後から買ってもらった年下のお友だちも達成、ヘタするとたまに借りていた次女が達成しそうな勢いで、周りがすいすい乗りこなす中、一人壁にへばりついて地道な練習を続ける姿に、ハハの血が脈々と流れてしまっていることになんとも申し訳ないやら…という日々でした(笑)
長女はそれでも本当に根気よく、時間を見つけては壁にへばりついておられました。
お友だちや、次女が手をひいたら上手にやれるのですが、あと一歩が踏み出せない。
絶対転ぶ、けがをする、こわい。そのこわさをどうしても克服できないようでした。
その長女が、夜寝る前のぎゅ〜っでぽろっとこんなことを言いました。
「さえちゃんはあほやねん。みんなができることがいつもできへんねん。
一輪車もできへんし二重とびもできへんし走るのも遅いねん」
そんな風に思うことって誰でもあると思います。特に、運動に関して、確かに長女は
持って生まれた運動能力が高いとは、お世辞にもいえない。全くハハの血そのとおり。
いや、私から見ればハハの血が流れてるにしてはかなーりがんばってる。
でも、運痴のつらさなら、ハハはむちゃくちゃわかったるでえ。
長女を抱っこで持ち上げてぐるーんと回ってみた。
まだまだ、軽い。もう2年生。いつまでできる?
「さえちゃん、みんなそれぞれとくいなこととふとくいなことがあるよ。
運動がすごく得意なお友だちいっぱいいるね。それもとってもすごいことだけど
すぐにはできないことを、あきらめずにずーっとがんばり続けることは、本当は
一番すごいパワーになるんだよ。それからね、もういっこひみつのお話あるねん」
「なになに?」
「さえちゃんはな、努力したらいつかは絶対にできるで。
お母さんそういう風に産んであるねん。」
「えー!そうなん?!」
「そう、そういう風に産んどいたから。
すぐにはできないことも、がんばれば絶対できるから。
そのこと、忘れないで」
長女は、そうなんかなあ?というカオで、寝ました。
別人のように一輪車を一人で操っている長女を見たのは、その翌日。
6ヶ月間壁にはりついた姿からは、想像もつかない乗りこなし。
子どもってすごいなあ。
お友だち、お友だちのお母さん、次女、みんなのおかげだなあ。
ハハの言葉のことは、覚えてるか覚えてないのか。
いつか自分に自信がもてないとき、ハハの言葉と今日のことが、長女のあと一歩の勇気になるといいなあ。